~MRC代表 山本千佳子さんからのメッセージ~
―ピンクリボン・リレーブログ|テーマは生きる―より
ピンクリボンのアクセサリーを作っている。
きっかけは乳がんになったこと。
術後、乳がんのサポートを始めた。ぽっかり空いた心とスケジュールを埋める作業をしたかったのだろうか、なにか居てもたってもいられないような気がして。
それよりも自分なりに、病気の経験を無理やりにでも良い経験としたかったからかもしれない。
たすけてください。とでも顔に書いてあったのだろうか、主治医を始め、皆優しかった。
そして桃太郎の鬼退治の様に、周りに私を助けてくれる人の輪が少しづつ広がった。家族の協力もありがたかった。
最初は一患者の立場で色々な情報を拾い、良いも悪いもわからぬまま集めた。また出版社や企業を廻って書籍や物品を寄付してもらい、ぎこちなく外来に並べた。(その時お世話になった編集者や営業マンで継続して付き合いのある方は多く、今では私の活動のファミリーメンバーとなっている。)
それらの作業を繰り返していくうち自分でも何か表現したくなった。
そんな時、ピンクリボン運動を知る。
なにか経験者として運動に加わりたかった。肩ひじ張らずに普通に。
もともとお洒落が好き。それが肩ひじ張らない普通の状態の私なら、いっそ、お洒落に発信しよう。ピンクリボンのバッジやピアスやペンダントを作って啓発活動のツールとして使おう。
それからもう8年。
キラキラ輝くスワロフスキーに思いと願いを込めて作っている。
せっせ、せっせ、と。
新作は一年に二回程度。お陰様で巣立っていったアクセサリーは2万個に近い。
もしかして手に取った人が、それを見て検診に行こうと思ってくれるかもしれない。
もしかして毎年新作を楽しみにしてくれている人がいるかもしれない。それが、希望とモチベーションだ。
私の理想の生き方は、私のアクセサリー制作の姿勢にそのまま通じるようだ。
『キラキラと輝き、せっせ、せっせと一生懸命に生きる』こと。
左右を向いて下も向いたら頭を起こし、前を向いて、小さな風を蹴散らせながら泣いて笑って私っぽく生きていこう。
そしてサポートボランティアも私らしく、せっせ、せっせと。
山本 千佳子
totokaではピンクリボンアクセサリー&グッズの販売を通じて微力ならが応援させていただいております。
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